国家資格の消防設備士。過去問がないだけにどれだけの勉強時間が必要か計画が立てにくくて困るんですよね!実際私もどれだけの勉強時間を確保しようか計画が立てにくくて大変でした。今回私は消防設備士甲1類4類ダブル合格しました。甲1類甲4類の勉強時間を振り返ります。
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消防設備士甲1類甲4類ダブル受験しようと思ったきっかけ
もともと消防設備士の乙6類は持っていました。
乙6類は消火器の点検のできる資格です。所有物件の消防点検の時に役に立つかな~位の軽いノリでした。
甲1類はスプリンクラーや消火栓の設置点検のできる資格。
甲4類は自動火災報知設備の設置点検のできる資格です。
正直私の所有している物件にはスプリンクラー設備も消火栓設備も自動火災報知設備もいらないような小型の物件ですが、いずれ大きな物件を扱うときに知識があったら役に立つと思い、時間もあったので甲1類、甲4類を取得してみようと思い立ちました。
私の住む大阪府では甲1類、甲4類の試験時間がかぶっているため、同日に受験することはできないのですが、お隣の京都では午前中に甲4類、午後に甲1類という試験日程になっていることを友人が教えてくれたので、せっかくなら一度にとってしまえ、とこちらも軽いノリでした。
消防設備士甲1類甲4類ダブル合格への設定勉強時間
乙6類を持っているとはいえ、甲1類、甲4類で出題範囲がかぶるのは法令の共通部分のみ。
当時職業訓練校の先生に、ダブル受験すると言ったら「舐めてんのか?」と言われました。
それぞれ30時間の勉強時間を取ったら合格できますか?と聞いたら、もう一度「舐めてんのか?」と言われました。
そこでこの時の勉強時間は甲1類、甲4類それぞれ50時間取ることにしました。
受験しようと思ってから、テスト本番まで2か月弱あったので、それぞれ1日1時間程度。
甲1類、甲4類合わせて1日2時間の勉強時間を予定しました。
消防設備士甲1類甲4類のテキスト・問題集と勉強方法
利用したテキストと問題集
甲1類、甲4類どちらも通称「工藤本」と呼ばれている工藤政孝氏編著のテキストと問題集を利用しました。
消防設備士のテキストや問題集はそもそも種類が少ないのですが、工藤本は良質な問題が多いのでとても役に立ちました。
特に甲1類は水圧計算が出題されるので、丁寧なテキストが必要です。その点工藤本はわかりやすく書いてあったので独学できました。
利用した甲1類のテキストと問題集はこちらです。
同じく甲4類はこちら
甲1類、甲4類の勉強方法
勉強方法はまずはテキストを読んで、テキストの例題を解答を見ながら解く。
次に例題を解答を見ずに解く。
そして問題集の問題を解く。
テキストの例題、問題集はそれぞれ5回繰り返しました。
なので最後の方はほとんど解答を丸暗記してしまった感じです。
消防設備士甲1類甲4類に必要な勉強時間
実際にやってみてそれぞれ50時間の勉強時間は過剰な勉強時間だと思いました。
甲1類も甲4類も試験時間終了前に退出しちゃいました。
個人的にはそれぞれ30時間の勉強時間が確保できれば十分合格圏内に届くと思います。
1日1時間で1か月、消防設備士の甲1類、甲4類はこれで十分に合格できます。
ただし、これには一つ条件があります。
消防設備士の試験はマークシート50問と実技(記述)問題がでるんですが、全部は解いていないんです!
というのも2種電気工事士の資格があると試験問題が一部免除になります。
特に甲4類であれば2種電気工事士の資格があれば解くべき問題が半分くらいになります。
つまり勉強時間が短くて済むんです。
甲1類でも10問くらい少なくなりました。
2種電気工事士の資格を持っていない場合は、その分勉強時間を確保しないといけないのでそれぞれ50時間くらい必要になるかもしれません。
まとめ:消防設備士甲1類甲4類合格に必要な勉強時間
消防設備士甲1類、甲4類を同時受験して合格するには
2種電気工事士の資格があり、免除を受けるならそれぞれ30時間
資格がなく、免除が受けられないならそれぞれ50時間
の勉強時間が必要です!
日本では消防設備の規則は年々厳しくなっていきます。
世界的には消防設備に関する考えは少ないそうです。
つまり消防設備士の資格はくいっぱぐれのない資格、役に立つ資格としてこれから面白い資格になると思います。
しかも取得しやすい。持っていて損のない資格なので興味のある人は是非取得してみてください。