人口減少が避けられない日本。人口が減少するということは国力が減衰していくということです。人口が減少することによってどのように日本が変化していくのか、人口減少の結果、国力が衰退するとはどういうことなのか、そして人口減少に対してどのように対処していったらいいのかについての方策が記されています。

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本の概要

未来の年表~人口減少日本でこれから起きること

著者:河合雅司
出版:講談社
サイズ:親書206ページ
出版日:

読書期間:2017/12/24~26

目次

第一部 人口減少カレンダー

2016年 序章 出生数は100万人を切った
2017年 「おばあちゃん大国」に変化
2018年 国立大学が倒産の危機へ
2019年 IT技術者が不足し始め、技術大国の地位揺らぐ
2020年 女性の2人に1人が50歳以上
2021年 介護離職が大量発生する
2022年 「ひとり暮らし社会」が本格化する
2023年 企業の人件費がピークを迎え、経営を苦しめる
2024年 3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ
2025年 ついに東京都も人口減少
2026年 認知症患者が700万人規模に
2027年 輸血用血液が不足する
2030年 百貨店も銀行も老人ホームも地方から消える
2033年 全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる
2035年 「未婚大国」が誕生する
2039年 深刻な火葬場不足に陥る
2040年 自治体の半数が消滅の危機に
2042年 高齢者人口が400万人とぴーくに
2045年 東京都民の3人に1人が高齢者に
2050年 世界的な食糧争奪戦層に巻き込まれる
2065年~外国人が無人の国土を占拠する

第二部 日本を救う10の処方箋~次世代のために、今取り組むこと

序 小さくとも輝く国になる為の第5の選択
【戦略的に縮む】
1 高齢者を削減
2 24時間社会からの脱却
3 非住居エリアを明確化
4 都道府県の飛び地合併
5 国際分業の徹底
【豊かさを維持する】
6 「匠の技」を活用
7 国費学生制度で人材育成
【脱・東京一極集中】
8 中高年の地方移住推進
9 セカンド市民制度を創設
【少子化対策】
10第3子以降に1000万円給付

『未来の年表』を読んだ感想

図書館によって何か借りようと思いうろうろしていたら目についた本。やっぱり将来のことは気になりますね。

表紙を開くと、帯が貼ってありゾクッとする一文が・・・「2030年3戸に1戸は空き家に」との文字が。

 

不動産投資を行うものとして、このまま現状維持では必ずダメになる、という危機感があります。今の所有物件も今は利益を出してくれていますが、いずれはお荷物になることは必至です。

それを回避するためにも今後どのように日本が変化していくかを知っておきたかったから読むことにしました。

 

読んでみると、日本の状況はかなり深刻だということがわかります。人口減少が避けられない以上、どのように対応していくのかが非常に重要だ、という著者の考えには大賛成です。

 

人口減少カレンダーでショックだったのが、2050年には世界人口が97億人に達し、日本も世界的な食糧争奪戦に巻き込まれる、という予測。

これは単なる予測ではなく、確実に予定された未来なんだと思います。

一家を養うものとして、家族を幸せにしなければいけませんが、

家族平和の基本は家族を飢えさせないことです。

 

食事や食料についてはもっと真剣に考えて行かなくてはいけません。

具体的には、

①自給自足ができるだけの土地を知識と経験を手に入れること

②信頼できる農業技術者や仲間をつくること

が必要です。

 

それと水の確保も必須。

将来は山が欲しいです。

湧き水のでて、米や野菜の作れる土地のある山が欲しいです。

 

第二部の処方箋で言っているように、24時間社会からの脱却と非住居エリアの明確化は一番手が付けやすい施策でしょう。この二つはいずれ目の前に迫ってくると思います。その時にいつでも動けるように、物心両面で準備しておく必要があると思います。

あまりモノを増やさずに生活していくようにしていきたい。家族で生活していると知らず知らずのうちにモノがあふれてきます。そのあふれたモノをいつでも断捨離できるように、必要かどうかを見極めておく必要があると感じます。

また、収入面に限って言っても、①自分のいる場所にかかわらず収入を得れる方法、②自分の時間を切り売りせずに収入を得る方法を模索する必要があります。

 

今のところ、この二つの条件を満たす方法として

①不動産収入

②ネットビジネス

③株式やFXなどの金融商品

があると考えます。

2018年はこの3つそれぞれを延ばしていこうと思います。

 

これらのことは、しっかりと考え、我が家の方針として子供にも伝えて行きたいと思います。

まとめ

新書なので読みやすいボリュームでした。未来の年表に自分の年齢を加えてみると、他人ごとではないと感じます。しかしだからと言って何ができるわけでもない・・・。自分にできることは、こういう未来が訪れる可能性が高いということを念頭に置いて、家族が幸せに暮らしていけるようにすること、子供たちが親になったとき自分の家族を守れるように教育していくこと、できるのはそのくらいです。

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